イラストレーションは、本文の挿絵であり、正確な情報伝達手段ではありません。しかし、グラフィックアブストラクトで目を惹く論文は、インパクトファクター（文献引用影響率）が高くなることがわかっています。ジャーナルの表紙に掲載されるには、研究を説明する論文を読む前に、その魅力を伝えなくてはなりません。印刷や配色のテクニックはもちろん、表現したいイメージを色彩に反映させ、心情的に訴えるグラフィックの専門技術が必要だと考えています。